日本のスーパーフード『梅干し』
『梅はその日の難逃れ』とも言われるよう、昔の人は旅をする時に梅干しを薬として持って行ったそうです。
それほど梅干しには殺菌効果や薬効があり、日本人にはなじみの深い食べ物です。
こちらは今年漬けた梅干しで、これから土用干しをする前の梅干しです。
この梅干しを見て、皆様は唾液腺が刺激されましたか?
酸っぱい梅干しを食べた事のある方ならば見ただけでも唾液が出てきたのではないでしょうか。
もしくはそのような経験をした事があるのではないでしょうか(*^_^*)
近頃では鰹節など、出汁の風味の梅干しや、ハチミツ味の甘い梅干しなど、酸っぱくない梅干しが主流となっていると感じます。
実際、近所のスーパーで梅干しを探すと、原材料には様々な材料が入っており、『梅、塩、紫蘇』のみの梅干しはほぼ見当たりません。
梅干しの効用と言えば、殺菌効果が思い浮かびます。
白いご飯に梅干し。
日の丸弁当ですね。
梅干しの殺菌作用により、食中毒を予防するというのは良く聞くお話ですね。
梅干しを食べたとき、酸っぱさに唾液がたくさん出てきますね、唾液には消化酵素が含まれており、消化吸収を良くし、若返りホルモンのパロチンが含まれており美容効果もあります。
さらに、老化の原因、活性酸素を消す働きもあります。
また、梅干しには肝臓の解毒作用を助け、肝臓や血管の脂肪沈着を防ぎ、血流をよくして動脈硬化を予防、さらに免疫細胞を活性化するという研究報告もあり、アレルギー症状を抑える効果もあると言われています。
酸っぱさのもとクエン酸は疲労回復に役立ち結石を予防し、血流を改善し血圧を安定させ、カルシウムの吸収を良くしてくれます。
最近では、胃がんの原因といわれるピロリ菌を抑制し、糖尿病予防にも効果があると報告され、インフルエンザウイルスの増殖を抑える成分も発見されているそうです。
海外のスーパーフードが人気を呼んでいますが、先人の知恵から生まれた梅干しを見直し、本物の梅干しで、この夏の猛暑を乗り切ってみてはいかがでしょうか。
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