氣楽
「氣楽」とは・・・
○心配事のないこと
○物事を氣にかけないこと
○無頓着。
氣が滞ると、肩がこったり、その部分に痛みが強く出たり、弱まったり、痛みが移動したりします。
また、氣虚(ききょ)では、やる氣が出ない、声に力がない、話すことが億劫になったりします。
氣は元々、陽の性質があり人体を守っています。
軽やかに動き、体の外側をまとい、守る力といえますが、ひとたび氣の停滞などにより流れが滞ると様々な症状が引き起こされます。
心配事とか、氣になること(ストレスなど)があると、氣の動きが滞り、たちまち停滞してしまうのです。
氣の凝りです。
現代は、いろいろと考えることが増え、ストレスにも晒され、怒りや恐れや不安が募り、その氣がグッと体に重くのしかかり、氣の重みで今にも潰れそうな人が多い時代です。
その氣の重みを逃がすために、イライラしてしまったり、落ち込んでしまったり、痛みや凝り等として、様々な症状が身体の信号として出てきます。
また、さまざまな感情により蔵腑(ぞうふ)も傷つけられるので、病気になる引き金にもなりかねません。
そうならないためにも、もっと氣を軽く、氣が自由に動き回れるように「氣楽」に生きることが氣を滞らせず、病を近づけないコツなのかもしれません。
好きなことや趣味をやることで、心持ちも上がり、氣が上がるので、氣が重いなって感じた時は、自分の好きな事に没頭したり、旅行や温泉、美味しい物を食べたり、好きな洋服を買ったりする事で氣が上がり「氣楽」になります。
リラックスして氣が楽になれば、氣も緩み、筋肉も緩み、血液の循環も良くなり良い方向へと体が向いていきます。
氣楽に・氣軽に・氣分良く
「氣楽」に生きましょう。
「氣・蓋(レ)世」(き・よをおおう)(氣持ちは世の中をおおいつくすほどである。):史記・項羽
澤屋はり灸院 店主
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